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メーカーごとに見る真空回転乾燥機(コニカルドライヤー)の特徴

真空回転乾燥機(コニカルドライヤー)の特徴

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

攪拌式の乾燥機であれば、羽根やパドルを用いて攪拌・乾燥を行うため、異物混入などの恐れがあります。
しかし真空回転乾燥機は、本体を密閉して行い、かつ回転して乾燥を行うという構造上コンタミが発生しにくいのも特徴です。

また、洗浄や清掃も行いやすい構造なので、衛生的にも管理しやすくなっています。

工業用乾燥機の導入前に
乾燥タイプ別の性能比較

減圧して真空状態で乾燥を行う乾燥装置

真空タイプの乾燥機は、本体内部を減圧し真空状態での乾燥を行うことにより、低温かつ低水分になるまで乾燥を行うことが可能です。

また本体が回転することで均一に乾燥・解砕をすることができるため、羽根やパドルを使わない機種の場合、クロスコンタミが発生しづらいなどのメリットもあります。

密閉構造による粉塵や臭気を防ぐことができる

真空回転乾燥機は、真空状態を作り出すために密閉する構造となっており、粉塵や臭気などを抑えて清潔な作業環境を保つことが可能です。

汚泥など多量の水分を含んだ処理物や、溶剤を含んだ処理物などを、真空状態下で合理的かつ効率よく乾燥することができます。

低温で利用ができるからこそのメリット

減圧して真空下で乾燥を行うと、低温での乾燥が可能なため高い熱伝導率が実現できます。

必要以上に温度を上げる必要がないため、室温が上昇することを防ぐといった作業環境へのメリットや、低温で利用することによる設備自体への負担軽減により、設備寿命を長く保てるといったコスト面でのメリットがあります。

真空回転乾燥機(コニカルドライヤー)の代表的な製品

真空回転乾燥機は本体内部を減圧し、真空状態にすることにより低温でも乾燥を可能にする乾燥装置です。

メーカーにより加熱部や構造が異なり、生産量や使用する原料など目的に適した乾燥装置を選ぶ必要があります。

ここではメーカーごとに真空回転乾燥機の特徴などを紹介しています。

徳寿工作所 真空回転乾燥機 WDV型

徳寿工作所-真空回転乾燥機-WDV型

引用元:徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

粉体を分ける・混ぜるの技術を極めたトップメーカーで、顧客重視のファインな商品・システムを提供する徳寿工作所が手掛ける乾燥機です。

ふるい機や混合機を中心に、100年近く培った粉体技術を活かして作られた真空回転乾燥機は、粉体加工オプションも豊富なバッチ式の乾燥装置です。

コニカル型の容器外周にジャケットを設け、温水・蒸気や加熱媒体油を供給して容器内にある材料を間接加熱で乾燥を行っています。
真空下で乾燥を行うため、蒸発ガスの沸点が低下し、低温で低水分までの乾燥を行うことが可能です。

また、容器内部にデッドスペースがないため全量排出が可能で、洗浄性・メンテナンス性に優れていると共に全自動化による生産性向上にも貢献できる乾燥機です。

徳寿工作所のHPで
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カツラギ工業 ダブルコーン型真空回転乾燥機

カツラギ工業-ダブルコーン型真空回転乾燥機

引用元:カツラギ工業HP
(https://www.katsuragi.co.jp/products/01/double_corn_dryer.html)

カツラギ工業は創業から一貫して化学機械や産業機械の設計・製作に取り組んできた企業で、広範囲の分野で利用できる乾燥機を製造しています。

ダブルコーン型真空回転乾燥機は、伝導伝熱方式を用いているため、真空状態で回分操作を行います。

真空下で乾燥を行うため、伝熱面積と処理材料との間の温度差を大きくとることができます。

また、処理材料を攪拌・解砕しながら伝熱面と接触をするため、効率よく均一な乾燥製品を仕上げることが可能です。

粉粒体状材料の真空乾燥に適しており、それらの原料を取り扱う企業に推奨される乾燥機となっていますが、必要に応じてテスト機を利用することもできます。

カツラギ工業のHPで
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IKA コニカルドライヤー

コニカルドライヤー

引用元:コニカルドライヤーHP
(https://www.ikaprocess.com/ja/Products/Vacuum-dryers-mixers-cph-41/Conical-Dryer-CD-csb-CD/)

IKAは世界8拠点に約900人の従業員を持つグローバル企業です。 日本法人はドイツ法人の100%出資子会社(※)として、日本におけるIKA製品全般の販売やアフターサービスを行っています。

コニカルドライヤーは流動性や嵩密度が違う、温度の高い個体の真空接触乾燥に適している真空乾燥機です。

壁面やカバーだけでなく特殊なスパイラル攪拌羽根も過熱することで、製品に最適なエネルギー投入を行うことができるため、全体に均一な温度及び温度分布を得ることが可能です。

また、本体容器は傾斜させることができ、重力による追加降下で製品全体の混合に重要な利点を与えることができるなど、豊富なメリットと実用的な利点を兼ね備えています。

※参照元:イプロス医薬食品技術
https://ls.ipros.jp/company/detail/123616/

IKAのHPで
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富士工機 真空コニカルドライヤ

富士工機-真空テクニカルドライヤ

引用元:イプロス
(https://www.ipros.jp/product/detail/335629031/)

富士工機の真空コニカルドライヤは静音で原料を混合可能。円錐型の容器内は真空になっており、メカニカルシール採用によって高真空下で低温乾燥を行えます。

また密閉構造になっているため原料が汚染される心配もなく、医薬品や化学薬品、食品などの粉末・粉状品の乾燥用途におすすめ。摩擦に弱い原料でも形状を壊さずに乾燥できます。なお、自動投入排出装置や定位置停止装置による全自動運転が可能です。

徳寿工作所のHPで
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日南機械 真空回転乾燥機(NRD)

日南機械-真空回転乾燥機(NRD)

引用元:日南機械HP
(http://www.nitinan-eng.co.jp/)

ダブルコン型の回分式乾燥機であり、温水などの熱媒体の加熱によって真空乾燥を行います。

缶体が回転して攪拌するため、原料が常に混ぜ合わされ、新しい伝熱面に触れ続けます。そのため効率良く乾燥ができ、原料の摩損や結晶凝集などが起こりません。熱による変質が起きやすい原料の乾燥におすすめです。

なお、型式は複数あり、115リットル~21,000リットルまで選ぶことが可能。どの乾燥機容量や乾燥条件が適しているかは日南機械のテスト機を使用して確かめることができます。

日南機械のHPで
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amixon 真空乾燥機VMT

amixon 真空乾燥機VMT

引用元:東洋ハイテック株式会社
(https://www.toyohi.co.jp/product/detail/32)

真空乾燥機VMTは、ドイツのメーカーamixonが開発した真空回転乾燥機です。内部の点検や洗浄がしやすいほか、異物混入を防ぐ構造になっているため、原料の汚染リスクを回避したい食品や医薬品の製造現場に適しています。また、優れた乾燥性能により、スピーディーな乾燥・冷却が可能なのも特徴です。日本では東洋ハイテック株式会社でamixonの製品を取り扱っています。

amixonのHPで
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GL HAKKO グラスライニングコニカルドライヤー

GL HAKKO-グラスライニングコニカルドライヤー

引用元:GL HAKKO
(https://gl-hakko.com/products/dryer/)

紛流体の混合乾燥を得意としているグラスライニング仕様の真空回転乾燥機です。グラスライニング機器の専門メーカーとしてノウハウを蓄積してきたGL HAKKOのグラスライニング技術が反映されており、耐食性に優れた特性から幅広い素材や原料の攪拌・乾燥などに適合します。また据付工事やメンテナンスなども自社一貫体制で対応します。

GL HAKKOのHPで
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神鋼環境ソリューション コニカルドライヤ(CDB)

神鋼環境ソリューション-コニカルドライヤ(CDB)

引用元:神鋼環境ソリューション
(https://www.kobelco-eco.co.jp/development/docs/022_06.pdf)

環境負荷の軽減や環境改善に向けたソリューションなどを取り扱ってきた神鋼環境ソリューションが、攪拌技術やグラスライニング技術を融合させて開発・製造した吸引管レス真空濾過乾燥機です。医薬品製造業界のニーズにも応えられるようGMP対応機器となっており、クリーンルームへの設置を想定した活用法にも対応しています。

神鋼環境ソリューションのHPで
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八洲化工機 コニカルドライヤ

八洲化工機-コニカルドライヤ

引用元:八洲化工機
(http://www.yashima-ce.co.jp/dry/index.html)

真空回転乾燥機として、クライアントの工程において乾燥対象となる物質の種類やサイズ、形状などに合わせて乾燥用タンクをオーダーメイドしています。また乾燥精度もニーズに合わせて調整できるため、希望する水分含有率を伝えることで設計してくれることが特徴です。ステンレス製の他にもハステロイ採用の高耐食仕様も可能です。

八洲化工機のHPで
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日本乾燥機 コニカルブレンダドライヤ

日本乾燥機-コニカルブレンダドライヤ

引用元:日本乾燥機
(https://kansoki.co.jp/conduction-dryer)

回転式タンクにはダブルコニカル型を採用し、攪拌と乾燥を同時に行って乾燥精度を追求できるように設計されました。またタンクはジャケット式になっているため温度などの条件に合わせて熱媒を選定することもできます。なお、基本仕様では減圧条件で乾燥を行いますが、ニーズによっては通気条件で乾燥をすることも可能です。

日本乾燥機のHPで
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⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

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ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

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徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

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長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

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栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

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※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。