KAWAKU~⼯業⽤乾燥機の導⼊に向けた各メーカー⽐較・検討サイト~ » メーカーごとに見るろ過乾燥機の特徴 » タナベウィルテック ろ過乾燥機(TR-F型)

タナベウィルテック ろ過乾燥機(TR-F型)

サニタリー仕様の汎用性が高いろ過乾燥機(TR-F型)

優れた撹拌能力でろ過から乾燥まで実施

タナベウィルテック,ろ過乾燥機

引⽤元︓タナベウィルテック公式HP(http://www.tanabewilltec.co.jp/products/filter)

タナベウィルテックのろ過乾燥機(TR-F型)はろ過・洗浄・乾燥をひとつの缶体内で行うことが可能。サニタリー仕様となっているため、医薬品製造におけるGMPにも対応できます。 また、密閉構造の採用により周囲を汚染する心配もありません。TR-F型にはろ過機能がついていますが、ろ過工程のない混合乾燥機(TR-D型)として提供することも可能。テスト機も用意しているため、導入前に性能を確認することができます。

オプション装置で全量排出も可能

脱水後のケーキはろ過乾燥機の側面から自動排出されますが、オプション装置としてガスナイフシステムを追加することが可能です。ガスナイフシステムではエアーブローによって全量排出を実現しており、安定したケーキ回収が可能になります。作業員による排出回収作業も不要なため、処理物や人体への汚染リスクも軽減できるでしょう。

メンテナンスサポートを実施

タナベウィルテックのろ過乾燥機TR-F型では最大容量80Lから12,700Lまでの複数種類を用意しています。また、接液部の材質を変更することもでき、SUS304やSUS316、SUS316L、ハステロイなどに対応可能。 さらにタナベウィルテックでは納入機のメンテナンスサポートも行っており、メンテナンス専用の部署を設置。経験豊富なスタッフが修理や点検に対応してくれるため、ろ過乾燥機導入後も安定した運用ができるでしょう。

どのような企業に推奨される商品か

タナベウィルテックのろ過乾燥機には、化学分野や医薬品分野、電子材料分野、鉄鋼業分野、環境分野、繊維分野などでの処理実績があります。とくに化学分野や医薬品分野での実績が多く、アクリル樹脂やエポキシ化合物、顔料、医薬原薬、抗生物質、注射薬などさまざまな処理物に対応しています。

参照元:タナベウィルテック公式HP「処理物実績」
http://www.tanabewilltec.co.jp/results

工業用乾燥機の導入前に
乾燥タイプ別の性能比較

その他のろ過乾燥機を見る

開発メーカー:タナベウィルテックとは

タナベウィルテック1896年に創業した、100年以上の歴史がある会社です。本社は大阪にあり、東京や埼玉、上海にも支店や工場を設置。創業当初は除水機(脱水機)の製造を行っており、1947年以降は遠心分離機の生産に力を入れていました。現在では「人を創る、技術を創る、明日を創る」というスローガンのもと、国内外問わず遠心分離機やろ過機・乾燥機を提供しています。

タナベウィルテックの基本情報

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

公式サイトを
見る

電話で
問い合わせる

ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

公式サイトを
見る

電話で
問い合わせる

徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

公式サイトを
見る

電話で
問い合わせる

長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

公式サイトを
見る

電話で
問い合わせる

栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

公式サイトを
見る

電話で
問い合わせる

※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。