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研機株式会社 KENKI DRYER

乾燥物を選ばずに乾燥工程を構築できる乾燥機「KENKI DRYER」

低温高熱効率乾燥によるワークの性質変化を抑制

研機株式会社, KENKI DRYER

引⽤元︓研機株式会社
(https://kenkidryer.jp/)

研機株式会社が開発した乾燥機「KENKI DRYER」は対象となる乾燥物を限定することなく、どのような投入ワークにも対応できるように、スラリー状にした原料の乾燥工程を幅広く再現することを前提として仕様設計されている乾燥機です。

KENKI DRYERの特徴として、低温乾燥と高熱効率乾燥のメリットを同時に追求することで、低温下でありながらスピーディな乾燥を目指しており、結果としてワークの熱変成やダメージを抑制しやすいことは見逃せません。

ボイラー導入を必要とせず工場内余剰蒸気の利用が可能

高校熱効率を基本としているKENKI DRYERだからこそ、熱源飽和蒸気消費量を節減できるという点も重要です。

つまり乾燥熱源として使用する飽和蒸気量が根本的に少なく抑えられるため、すでに工場内や製造工程で蒸気が発生している環境であれば、乾燥機に接続するための新規ボイラーを導入する必要がなく、工場内に存在している余剰蒸気を熱源として再利用するといったプランニングが可能です。

これにより企業としてのコストを削減しつつ、二酸化炭素排出量を減らしてカーボンニュートラルを目指す社会にも貢献できます。

どのような企業に推奨される商品か

原料スラリーの乾燥を必要としている企業であれば、どのような企業にもおすすめすることが可能です。また、特に自社工場において蒸気の発生する工程がすでに存在している企業であれば、その余剰蒸気を熱源活用できる可能性があるため、一層に有用性を検討できるでしょう。

加えて、二酸化炭素排出量の削減といった持続可能な社会の実現にも寄与できることから、企業としての社会的責任やSDGs達成を目標に掲げている会社にも親和性があります。

開発メーカー:研機株式会社とは

研機株式会社は1973年に創業された産業機器メーカーであり、福岡県福岡市を拠点として幅広いものづくり分野における産業機械や環境機械の設計・開発・製造などを行っています。また、乾燥機に関して日本国内だけでなく海外のクライアントにも積極的にアプローチを行っており、半世紀以上にわたって蓄積されてきたノウハウを活用しながら顧客のニーズへ寄り添える乾燥機開発や導入プランを提供していることも見逃せません。

その他にも乾燥機に関して専用の問い合わせ窓口を設け、受付後2日以内の返信を心がけるなど丁寧かつ迅速なサービスの実施をモットーとしています。

研機株式会社の基本情報

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

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ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

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徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

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長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

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栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

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※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。