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日南機械 真空回転乾燥機(NRD)

均一で良質な乾燥が可能なダブルコン型回分式乾燥機

原料形状を破壊せずに効率の良い乾燥が可能

日南機械の乾燥機NRD

引⽤元︓日南機械HP(http://www.nitinan-eng.co.jp/)

日南機械の真空回転乾燥機(NRD)はダブルコン型の回分式乾燥機です。缶体が回転することで原料を撹拌でき、真空中での乾燥が可能。温水などの熱媒体を加熱することで真空乾燥させています。原料が常に混ぜ合わされることで新しい伝熱面に接触するため、効率が良くスピーディな乾燥を行えます。

また、真空回転乾燥機(NRD)は原料の形状破壊や摩損、結晶の凝集が起こるリスクが少ないのも特徴のひとつ。熱で変質しやすい原料にも適しています。さらに粒状の原料の表面コーティング作業も行えます。

真空機器には2種の真空機器を用意

真空回転乾燥機(NRD)は乾燥機本体・駆動用機器・熱媒体加熱循環装置および真空機器で構成されています。さらにサイクロン捕集器も備えており、微粉を飛散させて損失してしまうことがありません。

なお真空機器には発生蒸気の直接吸入による排出形式と、表面凝縮器式の溶剤回収型式の2種類を用意。溶剤回収型式は発生する蒸気が有害である・高価な有機溶剤を使用しているなどの場合に適しています。
また、排気管の分解洗浄は簡単に行えるため、メンテナンスが負担になりにくいのもメリットのひとつです。

乾燥容量の異なる豊富な型式を用意

真空回転乾燥機(NRD)には複数の型式があり、全容量115リットル~21,000リットルまで幅広く用意しています。用途に合った乾燥機容量や乾燥条件の決定は日南機械のテスト機にて確認可能。ただしテストは埼玉県川越市にある日南機械まで足を運ぶ必要があります。

どのような企業に推奨される商品か

日南機器は食品を対象とした機器の製作を行っており、真空回転乾燥機(NRD)も食品を扱う企業の用途に適しています。スピーディで均一な乾燥ができるという特性から、熱で変質しやすい原料や摩損に弱い原料などの乾燥がおすすめ。粒状物の表面コーティングも行えます。

工業用乾燥機の導入前に
乾燥タイプ別の性能比較

その他の真空回転乾燥機を見る

開発メーカー:日南機械とは

日南機械は創業70年以上の実績をもつ食品機器メーカーです。1950年に創業して以降納入品に関するデータを保存しており、いつでも顧客の要望に応えられる体制を整えています。とくに濃縮装置や蒸発装置の設計・製作経験が豊富であり、各種工業分野にて幅広く活用されています。

また日南機械では試験装置を有しており、実液での試験データをもとにした設計が可能。期待通りの性能を実現できるようにしています。さらに納品前には試運転の実施を徹底しており、高品質な製品を提供できるよう心がけています。

日南機械の基本情報

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

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ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

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徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

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長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

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栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

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※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。