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オガワ精機 真空回転乾燥機(ロータリー乾燥機)

理化学業界で活躍するロータリー式真空乾燥機

同時加熱方式で伝熱面積を拡大し熱効率を向上

オガワ精機の乾燥機

引⽤元:オガワ精機HP(https://ogawaseiki.info/osk-75dq-zpd200/?gad_source=1&gclid=Cj0KCQjwsJO4BhDoARIsADDv4vA0IKbV_VtvlTxrmbmNu2LxzVYGjMs5wte2ckOBDFQLGxDQ5979EgIaAujsEALw_wcB)

乾燥機の内部で攪拌する際の加熱と、層間加熱の同時加熱方式を採用することで、ワークへの伝熱面積を拡大し、さらにバレル内で材料を連続循環状態にすることで全体の熱効率を高めている点が特徴です。これにより、高温下での乾燥でなく低温乾燥による対応が可能となっており、熱に弱い素材や熱によって変性してしまう素材などについても正確な乾燥を実現することができます。

なお、熱源としては電気ヒーターが採用されており、電力は三相200Vが対応します。

製薬業界や食品業界など安全性や衛生管理が重要な場面に対応

オガワ精機の真空回転乾燥機(ロータリー乾燥機)は、主として製薬業界や食品業界、化学産業といった分野において使用されることをコンセプトに開発されました。そのためスラリーやペースト、粉体材料といった様々な状態の対象物の乾燥を行えるだけでなく、刺激性の強い物質や毒性の高い物質、酸化しやすい物質といった条件のものに関しても適切な乾燥作業を実現できます。

また、有機溶剤の回収を必要とする材料にも対応可能です。

デモ機の貸し出しにより使用感を事前確認できる

オガワ精機では産業機械の導入を検討しているクライアントのために、デモ機の貸し出しサービスを行っています。そのため、クライアントはあらかじめ実機を使って自社の事業所や生産工場で該当機種を試用し、どのような使用感や操作感が得られるのかきちんと確認できることがポイントです。

また貸出期間は原則として2週間(10営業日)となっていますが、状況によっては長期貸出の相談にも対応しています。なお、デモ機として貸し出し可能な機器については改めてオガワ精機へご確認ください。

どのような企業に推奨される商品か

オガワ精機の真空回転乾燥機(ロータリー乾燥機)はそもそも製薬会社や食品製造会社、理化学系企業といった業界や会社での使用を想定されている真空乾燥機です。そのため、推奨される企業としても医薬品の製造工場や食品の加工工場などを自社で保有している企業となるでしょう。

また、オガワ精機は東京工業大学や広島県工業技術センターといった学術機関・研究機関にも製品を納入しており、研究分野の設備拡充を考えている組織などにもおすすめです。

開発メーカー:オガワ精機とは

オガワ精機は1968年に創業された機械メーカーであり、真空乾燥機の他にも各種分析装置や検査システム、試験機器など理化学分野においてニーズのある機器やシステムの開発を行っています。

日本国内のみならず海外の研究機関や試験所などに理化学機器・研究機器を納品しており、製品の導入から技術指導まで幅広いサービスを提供しています。

オガワ精機の基本情報

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

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ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

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徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

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長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

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栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

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※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。