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メーカーごとに見る攪拌乾燥機の特徴

攪拌乾燥機の特徴

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

原料を混合・解砕しながら攪拌し、熱風などで熱を加え乾燥する工程になるので、水分を含む原料であっても手早く乾燥することが可能です。

メーカーによって、本体の形状や羽根、パドル、リボンなど、攪拌に用いられる部品も異なります。

取り扱う原料に適した乾燥装置を選ぶことにより、高品質の仕上がりを効率よく得ることができます。

工業用乾燥機の導入前に
乾燥タイプ別の性能比較

攪拌に使用される羽根の形状によって異なる乾燥効率

攪拌乾燥機は、本体内部に取り付けられた羽根により、原料を攪拌して乾燥するのが一般的な構造です。

原料によって、攪拌時に解砕を伴いたい場合や、反対に元の形状を維持しながら効率よく乾燥・混合のみを行いたいなど、ニーズが異なる場合があります。

それらのニーズに適合すべく、各メーカーでは回転翼の本数を使い分けたり螺旋状のものにするなど、工夫を凝らして乾燥装置を製作しています。

減圧を行い真空状態にすることにより、低温での乾燥を可能に

攪拌乾燥機には真空タイプのものがあります。

本体内部を減圧状態にすることによって水分の沸点を下げ、低い温度での乾燥が可能になります。

そのため、乾燥装置周辺の室温に対する安全性や、低温で乾燥を行いたい原料も取り扱うことができます。

大型もある円筒タイプの攪拌乾燥機

本体が円筒タイプの攪拌乾燥機には大型のものもあり、シンプルな構造で乾燥能力が大きいものがあります。

また熱効率が良い、多水分・粘性・付着性の高い原料でも使用できるため、水分を多く含む汚泥やケーキ状の処理物でも望み通りの乾燥を行うことが可能です。

攪拌乾燥機の代表的な製品

攪拌乾燥機は、メーカーによって使用に適した原料や装置の大きさ、用途、形状などが異なるため、取り扱う原料の種類や生産量などを踏まえて選択することが必要です。

ここではメーカーごとの特徴や、適した原料・推奨される企業など、さまざまな観点から攪拌乾燥機を紹介しています。

神鋼環境ソリューション SVミキサー

神鋼環境ソリューション,乾燥機

引⽤元︓神鋼環境ソリューションHP
(https://www.kobelco-eco.co.jp/process_equipment/pdf/aftersales_service/mente07.pdf)

鉄鋼関連の大手企業である神戸製鋼グループのエンジニアリング事業を手掛ける子会社、神鋼環境ソリューションの乾燥装置です。

逆円錐型の容器内に自公転するスクリューを持ち、粉粒体に三次元的な対流を与える構造になっている主に粉粒体の混合に用いられる乾燥装置で、柔らかい結晶の混合・乾燥にも適しています。

容器が固定式のため原料の仕込み・排出が容易に行うことができます。

また自動化やクローズドシステムでの操作が可能であるため、コンタミを防止することができるなどの特徴があります。

さらに粒子破壊を減らしながら、マイルドな粉体の混合を行うことに適しています。
そのため攪拌熱の発生も少なく、熱に敏感な物質の混合や乾燥にも向いているので、ファインケミカルや医薬品などを取り扱う企業に推奨される乾燥機です。

神鋼環境ソリューションのHPで
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神鋼環境ソリューション PVミキサー

神鋼環境ソリューション-PVミキサー

引⽤元︓イプロス
(https://www.ipros.jp/product/detail/454004/)

鉄鋼関連の大手企業である神戸製鋼グループの子会社で、エンジニアリング事業の一翼を担っている神鋼環境ソリューションの攪拌乾燥機です。

PVミキサーは、環境や化学・食品関連の機械などのさまざまノウハウを活かして作られており、短時間で精密な混合が可能な攪拌構造となっています。

特徴として、比重差や粒経差の大きい混合でも偏りなく処理することができるほか、フィルターによってろ過装置の負荷やダマの発生を軽減できるため、効率よく乾燥を行うことが可能です。

粉粒体を破壊しないマイルドな仕上げも可能で、必要に応じて顧客のニーズに合わせた高機能化リニューアルを依頼することも可能です。

神鋼環境ソリューションのHPで
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ホソカワミクロン ナウタミキサ

ホソカワミクロン-ナウタミキサ

引⽤元︓ホソカワミクロンHP
(https://www.hosokawamicron.co.jp/jp/product/machines/detail/39.html)

ホソカワミクロンは、粉体技術を活かし、さまざまな機器の開発・製造・実用化に取り組んでいるグローバルリーディングカンパニーです。

そこで製造されたナウタミキサは、2021年時点で2万台以上の納入実績のあります。

特徴として、混合を迅速かつ低所要動力で行うことができる・粉体の損傷が少ない・製品の排出が容易で残留物を少なく仕上げられる・洗浄が容易で多品種への切り替え対応が容易など、多くのメリットを持つバッチ式混合機です。

優れた技術により、粉体同士・粉体と液体の混合はもちろん、加熱・乾燥・冷却などの機能が追加されているため、豊富なシリーズと多彩なオプションが用意されています。

食品や医薬品、樹脂や農薬、塗料・顔料などさまざまな原料に利用可能な乾燥機です。

ホソカワミクロンのHPで
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クメタ製作所 円筒攪拌乾燥機

クメタ製作所-円筒攪拌乾燥機

引⽤元︓イプロス
(https://premium.ipros.jp/kumeta-mnf/product/detail/2000504037/)

製茶乾燥機メーカーとして創業されたクメタ製作所は、海産物や食品、飼料、製薬、化学や工業など、多様な分野で50年以上にわたり乾燥装置の製造・販売をおこなっています。

円筒攪拌乾燥機は、円筒型の乾燥機内部に攪拌翼を取り付け、原料を攪拌しながら乾燥させる乾燥装置です。
材料自体を粉砕しながら乾燥を行うため、製品の水分や品質を均一に仕上げることが可能です。

さらに泥状・塊状など、一般的に取り扱いに困るような原料であっても乾燥することが可能な乾燥機になっており、脱臭の排熱を100%利用できる省エネタイプの機器もあります。

バリエーションとしては特大容量タイプや大容量タイプ、少量多品種に向いている螺旋混合乾燥機など、生産体制や取り扱う原料によって適した乾燥装置を選ぶことが可能です。

クメタ製作所のHPで
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アーステクニカ ハイスピードバキュームドライヤー

アーステクニカ,乾燥機

引⽤元︓イプロスものづくり
(https://www.ipros.jp/product/detail/2000257808/)

ハイスピードバキュームドライヤーは、輸送機器などを製造する大手企業・川崎重工業と、鉄鋼関連の大手企業・神戸製鋼との間で設立されたアーステクニカが手掛ける乾燥装置です。

本体内部を減圧状態にして缶体底面や側面からジャケット加熱を行うことで、最大限の乾燥効率が得られ、ムラの無いコーティングや乾燥を行うことができます。

それに加え、高速回転するチョッパー羽根が乾燥時にできるダマを瞬時に解砕することにより、伝熱係数の大幅アップを可能にしています。

また揮発性の有機溶剤を使用する際には、溶剤回収装置と組み合わせることによって環境負荷も軽減できる機能も持っています。

さらに各パーツは簡単に分解できるため、洗浄性が抜群という特徴も兼ね備えています。

アーステクニカのHPで
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そのほかの攪拌乾燥機一覧

ヤスジマ YVD真空撹拌乾燥機/YKD連続高速撹拌乾燥機/YKD食用連続高速撹拌乾燥機

ヤスジマ-YVD真空撹拌乾燥機/YKD連続高速撹拌乾燥機/YKD食用連続高速撹拌乾燥機

引⽤元︓ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

昭和25年の創業以来、70年以上の歴史を有するプラント設備の総合メーカーです。真空プラントを中心とした攪拌機や加工機の開発・製造を得意としており、医療分野や食品分野、工業分野などさまざまな種類の乾燥物を効率的に乾燥させるシステムを開発しています。

真空攪拌乾燥機では、減圧状態では水の沸点が降下するという性質と高速攪拌羽根を利用し、40℃という温風でもしっかりと対象物を乾燥させる機器を開発しました。乾燥物の熱変成や酸化といった悪影響を抑えることができ、生野菜などの食品の乾燥にも適しています。

川地鉄工 攪拌式乾燥機 KB-1500

川地鉄工-攪拌式乾燥機-KB-1500

引⽤元︓ヤスジマHP
(http://www.kawachi-iw.co.jp/stirdryer.htm)

産業用乾燥機の専業メーカー・川地鉄工が開発した攪拌乾燥機です。浴槽式の乾燥炉のなかで回転羽根が乾燥物を攪拌しつつ、ダクトから熱風を送り込んで乾燥効率を向上させています。

シンプルな構造の乾燥機なので、機械にかんする専門知識がない人でも安心して操作や清掃が行えます。また、乾燥物と別のものを混練しながら乾燥を行えるので、アイデア次第で製品加工の幅を広げられるでしょう。

攪拌乾燥機などシステムごとにテスト機が用意されており、攪拌乾燥機を導入する前にあらかじめ乾燥物との相性やどの程度の乾燥効率を得られるのか、細かくチェックできるのも魅力の1つです。

日本シーム DJ-1500型熱風乾燥機 ドライジェット

日本シーム DJ-1500型熱風乾燥機-ドライジェット

引⽤元︓日本シームHP
(https://www.ipros.jp/product/detail/59715015/)

日本シームの熱風乾燥機ドライジェット、攪拌と脱気で高品質の乾燥を実現します。多種類の品目に対応できるのがメリットで、一般的な乾燥機では難しい軟質系プラスチックにも対応可能。PETボトル、ガロン容器、衣装ケースのような硬質系プラスチック、スパーレジ袋、食品包装フィルム・袋類のような軟質系プラスチックが主な対応品目です。また、三連式脱気で連続乾燥ができる機能は特許も取得しています。

熱風乾燥機ドライジェットは、自動車、化粧品、医療、家電など幅広い業種・企業で活用されており、プラスチック関連技術は、様々な業種・企業に拡大しています。

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

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ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

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徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

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長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

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栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

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※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。