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月島機械 バキュームミキシングドライヤなど

月島機械は、1905年の創業以来、およそ120年にわたり多様な産業分野に向けた機器の設計・開発・製造を手がけてきた会社です。この記事では、業務用乾燥機の導入を検討している方に向けて、月島機械の攪拌乾燥機の特徴や企業としての強みをご紹介します。

月島機械の攪拌乾燥機

バキュームミキシングドライヤ

月島機械の乾燥機

引用元:月島機械公式HP
(https://tsms-g.co.jp/dry/product01/)

月島機械のバキュームミキシングドライヤは、粉粒体の混合乾燥を目的として開発されたバッチ式の真空乾燥機です。低温乾燥・熱処理・殺菌・溶剤回収など、幅広い用途に対応しており、真空度は常圧から数トールまで任意に調整可能です。駆動モーターには小容量タイプを採用しており、本体もコンパクトな設計となっているため、設置スペースに制約がある現場にも導入できます。省スペース化を実現できる点は大きな強みといえるでしょう

インペラやアジテータは本体から簡単に取り外せる構造となっており、内部を溶剤で洗浄できるため、日常のメンテナンスもスムーズです。また、容量ごとに複数の型式が用意されているので、自社の用途やニーズに応じて選べます。

※参考元:月島機械公式HPhttps://tsms-g.co.jp/dry/product01/

インクラインドディスクドライヤ

月島機械の乾燥機

引用元:月島機械公式HP
(https://www.tsk-g.co.jp/tech/industry/idd/)

インクラインドディスクドライヤは、原料を直接加熱するのではなく、スチームなどの熱媒を使った伝熱により乾燥させる間接加熱型の業務用乾燥機です。単位体積あたりの伝熱面積が広く、据付面積を抑えつつ高い乾燥効率を実現している点が特長です。熱媒として使用される蒸気などは、ケーシングやシャフト・ディスクのジャケット部に供給され、さらに中空構造のインクラインドディスクを採用することで、熱伝達と攪拌効果の両立を追求しています。

また、間接加熱型ならではの利点として、排気ガス量を抑えられるため、排ガス処理装置や脱臭設備もコンパクトに設計可能です。真空乾燥機として低温乾燥にも対応しており、化学・医療・電子機器分野をはじめ、下水・排水汚泥の乾燥処理など、幅広い分野で活用されています。

※参考元:月島機械公式HPhttps://www.tsk-g.co.jp/tech/industry/idd/

開発メーカー:月島機械とは

月島機械は、1905年(明治38年)に創業された機械メーカーです。化学、医療、食品、環境などの分野において、産業用機器の開発や販売、メンテナンスまで幅広いサービスを提供しています。120年にわたる歴史の中で培ってきた技術力とノウハウを活かし、2023年4月からは月島ホールディングスグループの一員として新たな歩みを進めています。

国内はもちろん、台湾・シンガポール・ヨーロッパなど海外にも拠点を展開し、グループ全体でグローバルな事業ネットワークを構築中。既製品の販売やカスタマイズ対応はもちろん、ゼロからの設計・開発・評価試験まで、自社一貫体制で対応できる設備と体制も強みのひとつです。

※参考元:月島機械公式HPhttps://tsms-g.co.jp/company/#message

月島機械の基本情報

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

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ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

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徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

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長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

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栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

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※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。