KAWAKU~⼯業⽤乾燥機の導⼊に向けた各メーカー⽐較・検討サイト~ » メーカーごとに見る攪拌乾燥機の特徴 » サリエント工業 竪型真空攪拌乾燥機

サリエント工業 竪型真空攪拌乾燥機

様々な業界やワークの特性に対応する真空攪拌乾燥機

独自技術を組み合わせて対応力を進化

サリエント工業,乾燥機

引⽤元:サリエント工業
(http://www.salient.co.jp/article/13513171.html)

サリエント工業の「竪型真空攪拌乾燥機」は、同社が多種多様な粉粒体ワークの乾燥処理などに対応するよう独自設計し、国内で製作した真空攪拌乾燥機です。

粉体ワークは容器の内部で上昇と下降を繰り返すことで混合され、さらに特殊インペラーなどを活用することで低粘度の液体から高粘度のペースト状まで任意の状態へ混合攪拌することができます。また、熱交換についても複数のポイントで可能となっており、加温ムラによる品質の不安定かといったリスクにも対処することができます。

工業用品や医薬品、食品まで色々な製品に対応しており、容量寸法も3Lから1,000Lまで標準仕様となっていることが特徴です。

攪拌から乾燥や回収まで全工程を装置内で処理

あらゆる条件とワークに合わせて設定を調整することが可能とされており、粘度や用途を問わず粉粒体の処理をワンストップで行えることは見逃せません。

ワークの攪拌や乾燥、熱交換、さらに溶剤の排出や回収といった工程について、全てをタンク内で処理できる上、デッドスペースをなくしているため作業途中にコンタミが発生するといったリスクも防いでいます。加えて、機器の表面仕上げはGMP対応になっており、医薬品や食品といったものについても安心感や信頼感を提供することが可能です。

どのような企業に推奨される商品か

サリエント工業の竪型真空攪拌乾燥機は対応可能なワークや処理可能な工程の幅が広く、色々な業界や企業のニーズに合わせてプランニングしてもらうことができます。加えて、サイズなどの仕様についても標準で複数の選択肢が用意されている上、標準仕様にない設計も独自にオーダーメイドしてくれるため、既存製品や従来の設備環境などでまかなえないニーズに対してもきちんと相談に乗ってくれます。

なお、メンテナンス性の向上や騒音の防止、安全性の向上など作業員や作業環境に対する配慮も欠かしません。

開発メーカー:サリエント工業とは

サリエント工業は2008年操業の産業機械メーカーです。クライアント企業のニーズに合わせて真空攪拌乾燥機や無軸スクリューコンベアなどの設計や製作を行っている他、産業機械に合わせた補助機や部品などの手配といったオーダーにも対応しています。

真空攪拌乾燥機については業種やワークを限定することなく処理することが可能となっており、乾燥機を操作する作業員のマニュアルや、機器を設置する事業所の環境にも配慮したプランニングを依頼できます。

サリエント工業の基本情報

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

公式サイトを
見る

電話で
問い合わせる

ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

公式サイトを
見る

電話で
問い合わせる

徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

公式サイトを
見る

電話で
問い合わせる

長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

公式サイトを
見る

電話で
問い合わせる

栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

公式サイトを
見る

電話で
問い合わせる

※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。