コニカル型容器の外周にジャケットを設け、温水・蒸気や加熱媒体油を供給して、容器内の材料を間接加熱で乾燥するバッチ式真空乾燥装置です。真空下で乾燥を行うため、蒸発ガスの沸点が低下し、低温で低水分での乾燥が可能。その他にも粉体加工のオプションが豊富なため、歴史ある粉体技術を最大限に活かす真空乾燥機になっています。
コニカル型容器の外周にジャケットを設け、温水・蒸気や加熱媒体油を供給して、容器内の材料を間接加熱で乾燥するバッチ式真空乾燥装置です。
真空下で乾燥を行うため、蒸発ガスの沸点が低下し、低温で低水分での乾燥が可能。その他にも粉体加工のオプションが豊富なため、歴史ある粉体技術を最大限に活かす真空乾燥機になっています。
材料全体を攪拌しながら乾燥を行うため、均一な乾燥品を得ることができます。徳寿工作所は粉体技術のトップ(※)といわれるメーカーのため、調味料を含む多くの食品への対応が可能です。
例として、製剤・原薬・賦形剤・セルロース・乳糖・アミノ酸・酵素・ブドウ糖などの医薬品や小麦粉・砂糖・食塩・粉末スープ・澱粉・粉ミルク・ゼラチン・香辛料・カレー粉・調味料・甘味料・アミノ酸などが挙げられます。
その他にも化学品や金属、電子材料、窯業、セラミックスなど、幅広い原料を高品質に仕上げることができます。
※参照元:イプロス医薬食品技術
https://ls.ipros.jp/company/detail/264107/
徳寿工作所の真空回転乾燥機は、容器内部にデッドスペースがないため、全量排出が可能です。
シンプルな構造になっているため、洗浄性・メンテナンス性にも優れており、クロスコンタミが発生しない・サニタリー性が良いといった特徴もあります。
材料投入・排出の全自動化も可能なため、取り扱う企業の生産性向上にも資する乾燥機です。
徳寿工作所の真空回転乾燥機は、医薬品、食品、化学品金属、電子材料、窯業・セラミックスなど幅広い素材に利用が可能です。
その他にも鉄鉱石やベントナイト、農薬、肥料、飼料、木粉など、さまざまな原料を乾燥させることができます。特に徳寿工作所は、粉体に関する技術で長きにわたり活躍した老舗メーカーのため、粉体の原料を取り扱う企業に推奨できる製品です。
徳寿工作所は、粉体を分ける・混ぜる・技術を極めたトップメーカー(※)としてブランド力を向上させ、顧客重視のファインな商品・システムを提供する企業です。
ふるい機・混合機を中心に粉体機器一筋に100年近く培った粉体技術を生かし、乾燥機・粉砕機・輸送機など幅広い単位操作に応用し歩み続けています。
粉体のハンドリング技術を活かし、ユニークなシステムや装置を提供する老舗メーカーです。
参照元:イプロス医薬食品技術
https://ls.ipros.jp/company/detail/264107/
半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。
振動乾燥機
振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。 |
攪拌乾燥機
攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。 |
真空回転乾燥機 (コニカルドライヤー) 真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。 |
箱型棚式 乾燥機 箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。 |
流動層乾燥機
流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。 |
|
---|---|---|---|---|---|
材料適⽤ 範囲 様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。 |
広い 幅広く対応 本体部分は真空状態になるため、様々な材料に対応。また、外に空気が漏れないため、人体に有害なものやナノ粒子状なども対応可能です。 |
広い 幅広く対応 本体部分は閉じられた状態になるため、様々な材料に対応。 |
広い 幅広く対応 本体部分は真空状態になるため、様々な材料に対応。 |
狭い 凝集性・付着性のある材料は苦手 攪拌が行われないため、凝集性・付着性のある材料に適用しない。 |
狭い 凝集性・付着性のある材料不可 攪拌が行われないため、凝集性・付着性のある材料に適用しない。また、水分を多量に含んだものも苦手とする。 |
適⽤量
一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。 |
⼩〜⼤
様々なサイズの乾燥機をメーカーが用意している。 |
⼩〜⼤
様々なサイズの乾燥機をメーカーが用意している。 |
⼩〜⼤
様々なサイズの乾燥機をメーカーが用意している。 |
⼩
材料を水平に並べる構造上、大量の材料を乾燥させる際には広いスペースが必要となる。 |
大
大量の材料の乾燥に適用したタイプの乾燥機。 |
粒⼦破損
材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。 |
少ない
振動による攪拌のため、機器による摩擦を発生させない。 |
有り
攪拌の際に機器による摩擦が発生しやすい。 |
少ない
回転による攪拌のため、機器による摩擦を発生させない。 |
少ない
攪拌を行わないため、機器による摩擦を発生させない。 |
有り
攪拌の際に機器による摩擦が発生しやすい。 |
加熱温度
関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。 |
高温域 (250度以下) 内部構造がシンプルなため、高温での過熱が可能。 |
中温域 (190度以下) 内部構造が複雑なため、200度以上を出すのが難しい。 |
中温域 (190度以下) 内部構造が複雑なため、200度以上を出すのが難しい。 |
高温域 (250度以下) 内部構造がシンプルなため、高温での過熱が可能。 |
低温域 (160度以下) 内部構造が複雑なため、200度以上を出すのが難しい。 |
コンタミ 発⽣ リスク 乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。 |
低い
乾燥機での攪拌による摩擦が起こりにくく、コンタミが発生するリスクは低い。 |
低い
乾燥機での攪拌による摩擦が起こりにくく、コンタミが発生するリスクは低い。 |
高い
乾燥機での攪拌による摩擦が起こるため、コンタミが発生するリスクが高い。 |
低い
乾燥機での攪拌による摩擦が起こりにくく、コンタミが発生するリスクは低い。 |
高い
乾燥機での攪拌による摩擦が起こるため、コンタミが発生するリスクが高い。 |
洗浄時間
乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。 |
短い
内部構造がシンプルなため、洗浄時間が短い。 |
長い
内部構造が複雑なため、洗浄時間が長い。 |
長い
内部構造が複雑なため、洗浄時間が長い。 |
短い
内部構造がシンプルなため、洗浄時間が短い。 |
長い
内部構造が複雑なため、洗浄時間が長い。 |
消耗 部品 攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。 |
少ない
消耗品はほとんどない。 |
多い
消耗品が多く、定期的な交換が必要。 |
多い
消耗品が多く、定期的な交換が必要。 |
少ない
消耗品はほとんどない。 |
多い
消耗品が多く、定期的な交換が必要。 |
特⻑ | 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない | 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い | 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている | 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている | 大量の原料の乾燥に適している |
代表的な 製品(※) |
中央化工機
VU型振動乾燥機 |
ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機 |
徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型 |
長門電機工作所
箱型棚式乾燥機 |
栗本鐵工所
流動層乾燥装置 |
※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。