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大川原製作所 リボコーン/スーパーロータリードライヤーなど

大川原製作所は乾燥装置の専門メーカーとして、様々な業界における工業用乾燥機ニーズに対応しています。このページでは、大川原製作所が開発・販売している攪拌乾燥機について、商品ごとの特徴や強みをまとめました。

大川原製作所の攪拌乾燥機

リボコーン(リボコーンSR)

大川原製作所の乾燥機

引用元:大川原製作所公式HP
(https://www.okawara.co.jp/products/108/)

大川原製作所のリボコーン(リボコーンSR)は、逆円錐型容器へ螺旋リボン回転翼を搭載した粉粒体混合機です。熱処理や乾燥機能を搭載することで、混合工程と乾燥工程をまとめて管理することが可能となっており、単なる乾燥や加熱だけでなく、蒸発乾固や熱処理、殺菌処理といった目的に合わせて調整できることも強みです。

混合可能な対象物と乾燥可能な対象物も色々なものが想定されており、磁性材料や樹脂パウダー、医薬品、漢方薬など多岐にわたります。また衛生面や品質を強化するためにコンタミを防止する性能も追求しており。食品製造や医薬品製造といった分野から、化学工業や肥料・飼料の製造まで色々なニーズへ対応できることも重要でしょう。

※参考元:大川原製作所公式HPhttps://www.okawara.co.jp/products/108/

マイクロ波加熱リボコーン(リボコーンSR)

大川原製作所の乾燥機

引用元:大川原製作所公式HP
(https://www.okawara.co.jp/products/1978/)

円錐型リボン乾燥機であるリボコーンの特性に加えて、乾燥機能としてマイクロ波技術を採用されている混合攪拌乾燥機です。真空伝導伝熱の作用とマイクロ波による効果を組み合わせることで被乾燥物の処理にかかる時間を大きく短縮することに成功しており、循環流式の均一混合によってマイクロ波がムラなく届くため全体の乾燥品質を高められることも特徴となります。

また、乾燥時間を短縮したことで熱影響や熱変成といったリスクも軽減できており、被乾燥物の変質や劣化を抑えやすいこともメリットです。その上、凝集性があって塊になりやすい材料であっても攪拌混合機能によって適切にほぐして乾燥できるため、安定した粉粒体の乾燥に適していることも強みです。

※参考元:大川原製作所公式HPhttps://www.okawara.co.jp/products/1978/

スーパーロータリードライヤー

大川原製作所の乾燥機

引用元:大川原製作所公式HP
(https://www.okawara.co.jp/products/169/)

スーパーロータリードライヤーは攪拌回転乾燥機に破砕機能を追加した、破砕撹拌翼付回転乾燥機です。乾燥機全体はコンパクトな設計コンセプトによって小型化を追求されている一方、ハイパワーの破砕撹拌翼によって強力な攪拌性能を実現しており、泥状の材料や付着性があって凝縮しやすい材料、塊状や繊維状の被乾燥物といったものも効率的に攪拌しながら均一乾燥を追求することができます。

乾燥に使用する熱風の吹き出しや本体内の循環効率についても計算されており、乾燥完了までにかかる時間を短縮して、作業全体の工程を短時間化するだけでなく材料の熱劣化や熱変成の予防にも貢献します。その他、メンテナンス性に優れており、ランニングコストを抑えやすいことも特徴です。

※参考元:大川原製作所公式HPhttps://www.okawara.co.jp/products/169/

エコドライヤー

大川原製作所の乾燥機

引用元:大川原製作所公式HP
(https://www.okawara.co.jp/products/172/)

大川原製作所のエコドライヤーは横型撹拌式伝導伝熱真空乾燥機として分類される乾燥機であり、本体内部を真空状態にすることで水分の蒸発する温度を低下させ、加熱量を調整しながら乾燥効率を高められることが特徴です。また、本体内へ投入された材料は攪拌翼で混合攪拌されながら乾燥されるため、伝熱面と断続的に接触することでも乾燥を促進することができます。

熱源に温水や蒸気を使用することも可能であり、比較的低温での乾燥を実現するため火災といった事故の発生リスクを抑制できることも重要です。また排ガスや臭気が外部に漏出しにくいことも強みです。そのため排水処理施設から発生した脱水汚泥や工業用廃水、廃液などの乾燥にも適しています。

※参考元:大川原製作所公式HPhttps://www.okawara.co.jp/products/172/

開発メーカー:大川原製作所とは

大川原製作所は1927年に創業された乾燥機及び乾燥装置の専門メーカーです。静岡県を拠点として国内だけでなく国外にも積極的に乾燥機を提供しており、グローバルスタンダードの品質を追求した乾燥機メーカーとして活躍していることが特徴です。

創業以来およそ100年近い業務実績と独自のノウハウを強みとしており、自社開発した技術や装置によって食品業界から医薬品業界、化学工業分野、また環境分野など幅広い業種や業界のニーズへ適合します。

国内の専門メーカーと業務提携を結んで新技術の共同開発に取り組みつつ、中国に海外拠点を展開している他、アメリカやイタリアにも販売提携先を用意しており、オフショア開発や海外進出を目指している企業の相談にも対応できることが魅力です。

大川原製作所の基本情報

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

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ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

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徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

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長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

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栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

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※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。