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日本コークス工業 FMミキサ

様々な粉体操作を一台でまとめて処理できる乾燥機

60年以上かけて蓄積してきた粉体処理ノウハウ

日本コークス工業,乾燥機

引⽤元:日本コークス工業
(https://www.nc-kakouki.co.jp/products-detail/fm-mixer/)

日本コークスのFMミキサは混合や分散、乾燥、さらにコーティングや粉砕など、粉体操作として10種類以上の作業を一台でまとめて処理できる乾燥・造粒用ミキサーです。1962年からヘンシェル社のヘンシェルミキサーを導入して様々なモデルの設計・開発を行っており、3Lという小サイズから8,000Lの大サイズまで幅広いモデルに対応していることも特徴です。

60年以上にわたって再設計と技術開発を続けてきた歴史を持っており、独自に構築した技術体系とノウハウによってクライアントが求める粉体操作をまとめて処理できる強みは見逃せません。また真空仕様や耐摩耗仕様、GMP対応などオプションメニューも用意されており、素材や作業環境に合わせてカスタマイズすることも可能です。

高速・高温処理によって短時間の乾燥処理に対応

標準仕様として毎秒40mの高速処理を採用されており、粉体の精密分散や混合処理に対応しています。加えて、オプションとして機能をグレードアップすることにより毎秒100mまで処理速度を高速化することができるようになっており、生産ラインや工程の短縮化を叶えることにも貢献します。

また、乾燥時の温度などに関して250度に対応しており、高温処理を必要とするワークや作業においても機能追求を目指すことが可能です。

対応可能な素材やワークとして様々な業界の条件や用途に適合させることができ、塗料や電子部品、農薬、インク、さらには医薬品や食品まで選択肢が広い点も強みとなっています。

どのような企業に推奨される商品か

日本コークス工業のFMミキサは標準仕様の時点から幅広い業界や素材に対応しており、さらにそれぞれの企業のニーズやワークの特性に合わせてオプションによる機能拡充を追求できることが特徴です。

そのため、粉体を取り扱う企業であれば適合性や有用性を期待できる製品となっており、粉体の乾燥だけでなく各種処理工程をパッケージ処理できるため、現状の生産ラインを見直したり作業コストの圧縮を追求したりしたい企業にもおすすめです。

また、新しい粉体処理の条件を実現することで、新素材や新材料の開発環境を整えたいといった企業ニーズにも対応しています。

開発メーカー:日本コークス工業とは

日本コークス工業は明治22年(1889年)に炭鉱会社として創業された会社です。また、現在は日本国内の各地や海外などへ事業拠点を展開し、コークスの製造販売や化学機器・産業機器の開発、その他にも資源リサイクル事業や物流事業、不動産事業といった幅広い事業展開を行っていることも特徴です。

粉粒体機器やプラントについての総合ソリューションメーカーとして60年以上にわたる開発経験を有しており、数リットルの容量の粉体乾燥から、数十トン規模の大量生産装置までクライアントのニーズに合わせて加工アウトソーシングにも対応しています。

また、粉体処理やサンプルなどに関して実機テストも行っており、各種設備を備えた粉体技術センターにおいてあらゆるステージに合わせた検査を依頼可能です。

日本コークス工業の基本情報

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

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ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

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徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

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長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

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栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

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※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。