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富士工機 真空コニカルドライヤ

高真空下で低温乾燥ができるコニカル型乾燥機

回転により材料を静かに混合可能

富士工機の乾燥機

引⽤元:イプロスものづくりHP(https://www.ipros.jp/product/detail/335629031/)

富士工機の真空コニカルドライヤはコニカル型の容器が特徴的な乾燥機です。コニカル型容器内は真空状態になっており、ゆるやかに回転しながら材料を混合させます。そのため、摩擦に弱い原料でも形状を壊さずに乾燥できます。

なお、乾燥はジャケットからの伝熱によって行われ、温水や蒸気、熱媒体などを熱源として使用可能。さらにメカニカルシールによって高真空下で低温乾燥が可能なため、原料の熱分解や酸化の心配もありません。

汚染の心配がない密閉構造

真空コニカルドライヤは密閉構造になっているため、乾燥時に原料が汚染されません。また内部に撹拌羽根がなく、原料の投入や排出を簡単に行えるのも特徴です。乾燥後の原料の全量排出が可能です。

なお、真空吸引管には固定型と共回り型の2種類があります。固定型では上向きの位置に真空吸引を固定しており、原料の50~60%の容量を仕込むことができます。一方共回り型では本体に真空吸引管を取り付けており、本体と共に回転します。そのため本体内部に摺動部分がない構造になっています。

全自動運転や特殊材料での製作も可能

真空コニカルドライヤは自動投入排出装置や定位置停止装置を備えており、全自動運転が可能です。投入から排出までお任せできるため、作業員の手間が省けるでしょう。

また、特殊材料や樹脂ライニングでの製作も可能。詳細は富士工機に直接問い合わせると良いでしょう。

どのような企業に推奨される商品か

富士工機では真空コニカルドライヤを医薬品や化学薬品、金属、食品等の粉末・粉状品などの乾燥用途を推奨しています。真空コニカルドライヤは原料の形状を損なわずに静かに混合・乾燥できるため、摩擦に弱い原料などにもおすすめです。また、密閉構造により原料が汚染されるリスクもありません。

工業用乾燥機の導入前に
乾燥タイプ別の性能比較

その他の真空回転乾燥機を見る

開発メーカー:富士工機とは

1963年に創業した富士工機は、集塵や粉体、乾燥、減容などの高い技術力のもと環境改善に取り組んでいる会社です。ムダのない生産システムを構築しており、低価格・高品質・短納期での製品提供を実現しています。

乾燥機の取り扱いでは真空コニカルドライヤのほか、熱感受性の高い原料の乾燥に適した「真空ウィングドライヤ」、掻上羽根を用いた「ロータリードライヤ」、2軸式のディスク羽根で乾燥を行う「ダブルディスクドライヤ」、液状や泥状の原料の乾燥に適した「ドラムドライヤ」などがあります。

富士工機の基本情報

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

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ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
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ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

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徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

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長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

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栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

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※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。