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ダルトン バイブロ/フロードライヤー

ダルトンは医薬や食品、鉄鋼、電子材料などさまざまな分野を対象にした事業を行っている会社です。工業用乾燥機では「バイブロ/フロードライヤー」を開発しており、振動と流動の併用によって乾燥冷却を行っています。

ダルトンの工業用乾燥機

バイブロ/フロードライヤー

省エネルギーでの乾燥・冷却を実現

ダルトンの乾燥機

引用元:ダルトン公式HP
(https://www.dalton.co.jp/product/detail/powder/drying_transportation_supply/drying/VDF)

ダルトンのバイブロ/フロードライヤーは振動と流動を活用した乾燥機です。跳躍移動層と流動層を併用して伝熱効率をアップさせており、省エネルギーでの乾燥・冷却が可能。また、使用する風量や風圧が少なくダストの飛散を抑えられるため、騒音や臭気といった公害につながりにくいメリットもあります。
公式サイトでは納入事例としてふりかけの素を製造する設備が紹介されており、素材の風味を損なわずにソフトな顆粒の製造に成功したのだそうです。

摩耗性や付着性の強い材料にも対応

バイブロ/フロードライヤーの対応できる粒径範囲は直径0.1~20mmと幅広いのも特徴のひとつ。さらに乾燥・冷却時の浮遊状態を安定できるため、材料の破壊や摩損を抑えることが可能です。そのため、摩耗性や付着性の強い材料を乾燥させたい場合にもおすすめです。

※参考元:ダルトン公式HPhttps://www.dalton.co.jp/product/detail/powder/drying_transportation_supply/drying/VDF

工業用乾燥機の性能を
乾燥タイプ別に徹底比較

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開発メーカー:ダルトンとは

幅広い分野への製品提供を実施

株式会社ダルトンは1939年に創業した、80年以上の歴史をもつ会社です(2021年現在)。研究開発やものづくりを行う企業や施設を顧客として、製品開発や技術提供を行ってきました。
粉体機械事業では医薬や食品、化粧品、電子材などさまざまな業種へ向けた機械を製造。粉砕や分級、混合や乾燥などさまざまな用途に適した機械を用意しています。

なお、東京テストセンターや大阪テストセンターでは振動流動乾燥機をはじめとするさまざまな機械のオンラインテストを行えます。Web会議システムを通じて実験や検証を行えるため、足を運ばずにリアルタイムで機器の性能を確認できます。

一連のシステム構築も提案可能

ダルトンのサービスは粉砕や乾燥などの単体装置を製造販売するだけではありません。製品の受け入れから包装までといった一連のシステム構築にも対応でき、製品の品質を向上させるための理想の工程を提案してくれます。「工程の効率化を図りたい」という場合は相談してみると良いでしょう。

なお、公式サイトでは医薬や化粧品、化学、食品、鉄鋼など幅広い分野におけるダルトンの実績が紹介されています。国内企業はもちろんアメリカやイギリス、中国をはじめ海外各国にも製品の輸出を行っていることから、ダルトンのエンジニアリング力の高さがうかがえます。

ダルトンの基本情報

⼯業⽤乾燥機のタイプ別⽐較表

半導体や各種薬品、食品など、自社商品の研究開発を目的とした工業用乾燥機には、様々なタイプが存在します。
ここでは代表的な5タイプについて、簡易的な比較表にまとめています。自社にはどのタイプが最適なのか、検討をしてみてください。

オンマウスで各項⽬の解説が表⽰されます
振動乾燥機

振動乾燥機はドラム型は缶体内に原料を投入し振動を行い、原料の流動化・乾燥を行う乾燥装置です。

攪拌乾燥機

攪拌式の乾燥機は、本体内部にあるパドルや羽根により原料を攪拌し、乾燥を行うタイプの乾燥機です。

真空回転乾燥機
(コニカルドライヤー)

真空回転乾燥機は、本体部分を密閉して減圧を行い、真空状態を作り出して原料を乾燥する構造の乾燥装置です。

箱型棚式
乾燥機

箱型棚式乾燥機はトレイに乾燥物を配置し、乾燥を行う構造の乾燥装置です。

流動層乾燥機

流動層乾燥機にはさまざまな形状があり、回転運動や振動、熱風などを利用し乾燥を行います。

材料適⽤
範囲

様々な種類・状態の材料に対応をしてるか。凝集性・付着性のある材料、水分量の多い材料、を苦手とする乾燥機も。

適⽤量

一度に乾燥を行う材料の適用量はどうか。

粒⼦破損

材料の粒子を破壊せずに乾燥ができるか。物理的な摩擦が少ないものが好ましい。

加熱温度

関節加熱の温度が高いほど乾燥速度は早まるが、内部構造が複雑な機器の場合、熱膨張の影響を受けやすいため、制限がかかる。

コンタミ
発⽣
リスク

乾燥機の内部での摩擦により、コンタミが発生するリスクがあるか。

洗浄時間

乾燥を行うごとに洗浄が必要な工業用乾燥機。内部構造が複雑な場合、解体が必要となるため、洗浄時間が長くなる。

消耗
部品

攪拌に羽を使用している、摩擦を起こすための部品が多い乾燥機の場合、消耗品の交換が必要となる。

特⻑ 上記項⽬に幅広く対応した上で、粒⼦がダマにならない 最も⼀般的な形式のため使い慣れている研究者が多い 高真空下で低温乾燥が可能なため、熱に弱い原料に向いている 食品乾燥など攪拌が必要のないものに 向いている 大量の原料の乾燥に適している
代表的な
製品(※)
中央化工機
VU型振動乾燥機
中央化工機振動乾燥機

引用元:中央化工機HP
(https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html)

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ヤスジマ
YVD真空撹拌乾燥機
イメージ

ヤスジマHP
(https://yasujima.co.jp/product/dryer/yvdn/)

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徳寿工作所
真空回転乾燥機 WDV型
イメージ

徳寿工作所HP
(https://www.tokujuk.co.jp/products/dryer/WDV/post-11.html)

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長門電機工作所
箱型棚式乾燥機
長門電機工作所箱型棚式乾燥機

引用元:長門電機工作所HP
(https://nagato.co.jp/ventilation-tray-dryer/)

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栗本鐵工所
流動層乾燥装置
栗本鐵工所流動層乾燥装置

引用元:栗本鐵工所HP
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/floormap/floor-03.html)

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※タイプ別の代表的な製品の選出基準
「振動乾燥機」「攪拌乾燥機」「真空回転乾燥機」「箱型棚式乾燥機」「流動層乾燥機」⇒2022年3月23日時点で各タイプ名をGoogle検索した際、最上位に表示されるメーカーの商品。