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フレーク状

フレーク状とは、原料や製品を薄い片(フレーク)のような形にしたものを指します。樹脂、金属、食品、化学品など幅広い分野で使われており、素材によって大きさや厚み、割れやすさ、水分の含み方も異なります。

フレーク状の原料を乾燥させるときは、単に水分を減らすだけでは不十分です。乾燥ムラを抑えながら必要な水分まで落とし、フレークの割れや変形を防ぐことが重要になります。

この記事では、フレーク状の代表的な種類や特徴、乾燥するときの注意点、乾燥機を選ぶときのポイントを紹介します。

フレーク状にはどんな種類がある?

フレーク状の原料は、使われる素材によって性質が大きく異なります。同じフレーク状でも、樹脂と金属、食品と化学品では適した乾燥条件が変わるため、原料の特性を踏まえた乾燥方法選びがポイントです。

樹脂フレーク

樹脂フレークは、樹脂製品などを粉砕して薄片状にしたものです。リサイクル樹脂の原料として使われるほか、再ペレット化やコンパウンドの原料としても利用されています。代表的なものが、使用済みPETボトルを細かく砕いて洗浄・乾燥したPETフレークです。

樹脂フレークは、洗浄工程を経たあとに表面や内部に水分が残るため、後工程へ送る前の水分管理が欠かせません。特にPETでは、水分が残った状態で加熱すると樹脂の劣化につながるため、必要な水分率までしっかり乾燥させることが重要です。

金属フレーク

金属フレークは、アルミニウムや銅などの金属を薄片状に加工した素材です。塗料やインキ、導電性材料など、さまざまな用途で利用されています。

金属は種類や粒子の大きさによって性質が異なるため、乾燥機を選ぶときは素材そのものの特性を確認する必要があります。表面状態や形状を維持することに加え、粉じんとして扱う必要がある原料では、防爆対策や乾燥雰囲気についても確認しておきましょう。

食品フレーク

食品フレークには、コーンフレークや乾燥野菜、じゃがいもなど、食品を薄片状に加工したものがあります。保存性や扱いやすさ、調理のしやすさなどを目的として、さまざまな食品に利用されています。

食品を乾燥させる場合は、乾燥性能だけでなく衛生面も確認が必要です。乾燥機の材質や洗浄性、異物混入への対策を含めて選定します。また、原料によっては高温による品質への影響があるため、適切な温度で乾燥できる装置を選ぶことが重要です。

化学品フレーク

化学品フレークは、化学品を薄片状の固体として扱うものです。苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)やパラフィン、脂肪酸などが代表例として挙げられます。

化学品は素材によって吸湿性や腐食性、熱に対する性質が大きく異なります。そのため、乾燥機の温度条件だけでなく、本体や接液部に使用する材質、洗浄性、乾燥時の雰囲気まで確認しておく必要があります。

フレーク状の原料を乾燥するときのポイント

フレーク状の原料を乾燥させるときは、「均一に乾燥できるか」「フレークを傷めないか」「原料に合った条件で運転できるか」を確認しましょう。

乾燥ムラを抑えて均一に水分を落とす

フレーク状の原料は、重なった部分に水分が残りやすく、表面だけが乾いて内部の水分が残るといった乾燥ムラにつながります。

そのため、原料を適度に動かしながら、フレーク同士の重なりを解消して乾燥できる装置が向いています。仕上がりの水分率に基準がある場合は、平均値だけでなく、ロット内のばらつきまで確認することが大切です。

フレークの割れや変形を抑える

フレークは薄片状のため、搬送や乾燥時の負荷によって割れたり形状が変わったりすると、製品品質に影響します。

乾燥機を選ぶときは、温度だけでなく、原料が装置内でどのように移動するのかまで確認しましょう。原料への負荷が大きい搬送方式では、乾燥後の形状が変わる可能性があります。

原料に合った温度や乾燥条件にする

樹脂、食品、化学品など、素材によって適した乾燥温度や雰囲気は異なります。熱に弱い原料なら低温乾燥、酸化を避けたい原料なら乾燥雰囲気など、原料の性質に合わせて条件を設定することが必要です。

特に「できるだけ高温で短時間に乾燥する」といった一律の考え方では、原料の品質を損なうおそれがあります。必要な水分率と品質を両立できる条件を決めることが、乾燥機選びの基本です。

連続処理や洗浄性も確認する

量産工程で使用する場合は、乾燥能力だけでなく、連続処理に対応できるかも確認しましょう。原料の投入から乾燥、排出までを安定して行える装置なら、生産ラインに組み込みやすくなります。

食品や化学品など、原料の切り替えや定期的な洗浄が必要な工程では、装置内部の清掃しやすさも重要です。乾燥性能だけでなく、実際の運用まで含めて比較しておきましょう。

フレーク状の乾燥には振動乾燥機も有力な選択肢

フレーク状の原料には、振動を利用して原料を動かしながら乾燥する振動乾燥機が有力な選択肢です。振動によって原料を流動化させ、粒子間に熱風を通しながら乾燥する方式では、原料を均一に動かしやすく、乾燥ムラの低減につなげられます。

また、振動乾燥機には、乾燥と同時に搬送できるコンベヤ型や、原料の性質に合わせて振動条件を調整できるタイプなどがあります。フレークの大きさや材質、必要な処理量によって適した機種は変わるため、用途に合わせた選定が必要です。

真空系や間接加熱方式など、低温での乾燥に対応できる装置もあります。熱に弱い原料や、乾燥時の酸化を避けたい原料では、こうした方式も含めて比較するとよいでしょう。

薄片状の原料にも対応
振動乾燥機の特徴をチェック

乾燥機は試験乾燥で選ぶのが確実

フレーク状の原料に適した乾燥機を選ぶなら、実際の原料を使った試験乾燥が確実です。

試験では、乾燥前後の含水率だけでなく、フレークの割れや変形、処理能力、乾燥時間などを確認します。必要な水分率まで乾燥できても、原料が割れたり生産量を確保できなければ、量産設備としては適していません。

実際の原料で乾燥性能を確認したうえで装置を選定すれば、導入後の条件調整や生産トラブルを抑えやすくなります。フレーク状の原料を安定して乾燥したいなら、カタログのスペックだけで決めず、試験結果まで確認して選びましょう。

工業用乾燥機を比較
乾燥方式ごとの特徴をチェック

導入したい目的から選ぶ
おすすめ振動乾燥機3選

乾燥ムラや含水率ばらつき、処理量不足、洗浄性、コンタミ対策など、振動乾燥機選びでは原料特性や工程課題に合わせて選ぶことが重要です。用途に合わない装置を選ぶと、品質不安や生産ラインのボトルネックにつながります。今回は、目的に合わせて選べるおすすめの振動乾燥機3選をご紹介します。

ナノ粒子・スラリー・溶剤系
難材料を乾燥したいなら
振動乾燥機
(中央化工機)

引用元HP:中央化工機公式サイト
https://www.chuokakohki.co.jp/dryer.html

特徴

ナノ粒子やスラリーにも対応しやすい
ナノ粒子やスラリー、ペースト状原料など、一般的な乾燥機では扱いにくい材料に対応。脱液・乾燥を含めた工程設計もしやすい。

コンタミ・洗浄性・溶剤対応に強い
密閉構造で有機溶剤を回収しやすく、内部構造もシンプル。洗浄・サニタリー化やGMP対応まで考えたい現場に向く。

公式HPで特徴を詳しく見る

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幅広い粉粒体を
連続処理したいなら
振動乾燥機
(奈良機械製作所)

引用元HP:奈良機械製作所公式サイト
https://www.nara-m.co.jp/media/products/a35

特徴

乾燥・冷却を1台で連続処理
振動と送風で材料を流動化しながら搬送。乾燥と冷却を連続処理できるため、大量処理やライン化を進めたい現場に向く。

粒度差・比重差があってもムラを抑えやすい
粒度差や比重差のある材料もまんべんなく流動化。滞留時間や温度・水分を調整しやすく、品質管理を重視する工程に向く。

公式HPで特徴を詳しく見る

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付着しやすい粒状材を
バッチ乾燥したいなら
乾燥器シリーズ
(ヤマト機販)

引用元HP:ヤマト機販公式サイト
https://www.yamato-kihan.jp/product/dry/vibration_dryer.html

特徴

機内残や乾燥ムラを抑えやすい
円筒缶体の振動とジャケット加熱によるバッチ乾燥。デッドスペースが少なく、機内残や乾燥ムラを抑えたい材料に向く。

スラリー・ペースト・溶剤系にも対応
セラミックススラリー、酸化物ペースト、金属粉、樹脂ビーズなどに対応。付着しやすい材料や粒状材を扱う工程で検討しやすい。

公式HPで特徴を詳しく見る

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